この記事を読んでいるあなたは、
- ソファのボロボロを修理したい
- ソファがボロボロになる原因を知りたい
- ソファがボロボロにならないための対策を知りたい
上記のように考えているかもしれません。
今回は、そんなあなたに向けて「ソファーがボロボロになる原因、対応策、修理方法」などをお伝えしていきます。
ソファがボロボロになる原因
ソファには布・合皮/ビニールレザー・本革などさまざまな張地があります。
それぞれの劣化する原因や寿命の目安について紹介していきます。
経年劣化
ソファがボロボロになる原因のひとつとして経年劣化があります。
経年劣化とは、クッションや張地が使用することでダメージが蓄積し、張地が破れたりクッション材がへたることでボロボロになります。
例えば合皮ソファでは、経年劣化すると「加水分解」という症状が出るケースが多いです。
加水分解とは、おもに合皮が湿気など水分と化学反応を起こすことで起きる劣化現象です。
直射日光・高温
ソファを直射日光が当たる場所に置いている場合や、高温の環境では劣化に繋がる可能性が高くなります。
劣化する原因として、直射日光が当たったり高温によりソファが乾燥してしまうことがあります。
このような環境で長く使用した場合、本革では表面にひび割れが起き、合皮では剥がれてくるケースもあります。
このためボロボロになるのを防ぐためにも、紫外線を避け部屋の温度にも気をつけるようにしましょう。
手入れをしない
ソファは手入れせず使用していると、乾燥や劣化が進みやすくなります。
また、使用せず置いておくだけでも手入れをしないと劣化が早まり、ボロボロになりやすくなります。
革のバックや靴と同じく、本革ソファも定期的にメンテナンスすることで長く使用することができます。
ソファの一般的な寿命
ソファの寿命は、張地ごとに異なります。
ここでは素材ごとの一般的な寿命について紹介します。
布ソファは6〜8年
布ソファは経年変化として色褪せすることや、普段の使用で汚れが目立つようになります。
また、座る際などに座面が擦れることで張地の表面が徐々に薄くなり、破れてしまうことがあります。
使用頻度にもよりますが、布ソファの寿命は6〜8年と言われています。
合皮/ビニールレザーは5〜7年
合皮は時間が経つと乾燥し、ひび割れや表面の剥がれがおきることがあります。
また紫外線や熱に弱く、変色に繋がるケースもあるでしょう。
さらに、生地の一部が切れるなどした場合、裂けて来ることがあります。
合皮ソファは布地と比べ若干短く、寿命は5〜7年が目安となります。
本革は10年以上
本革は鞣し(なめし)と呼ばれる工程ごとに、風合いや耐久性に違いがあります。
例えばウレタン系の塗装を施した本革などは、耐久性があり擦れ傷にも強い特性がありますが、塗膜が劣化すると表面が割れて来ることがあります。
一方ラッカー系の塗装を施した鞣し革などは、ある程度傷がつきやすい反面、経年変化による風合いの変化を楽しめる革でもあります。
鞣し革は定期的にお手入れを施すことで、ある程度割れを防ぐことができます。
本革は張地の中では耐久性に優れ、10年以上の寿命があると言われています。
このようにソファの張地ごとに寿命は異なりますので、修理や使用の目安に覚えておくとよいでしょう。
合皮、ビニールレザーについて
合皮、ビニールレザーには、それぞれ特徴や取扱いに違いがありますので紹介します。
ビニールレザー(PVCレザー)
PVCは「ポリ塩化ビニール」という素材で、硬くて耐久性があります。
また、PVCは防水性に優れており、水濡れに対して強いです。
ただし、保温性は高くなく、寒冷地での使用には向いていません。
合皮(PUレザー)
PUレザーのPUは「ポリウレタン」を意味し、PUは柔軟でしなやかな素材で、本物の革に似た質感を持ちます。
PUレザーは、PVCよりも透湿性に富んでおり、通気性がある反面、防水性はやや劣ることがあります。
また、PUレザーは保温性が高いため、寒冷地での使用に向いています。
このようにPVC、PUではそれぞれ特徴が異なります。
このためソファに使用されている張地の種類を調べ、素材の特性を理解しておくことが大切です。
ソファーを長持ちさせるコツ
ソファは普段いくつかのポイントに気をつけケアすることで、ボロボロになるまでの寿命を伸ばすことが可能です。
ここでは長持ちさせるコツをいくつか紹介します。
直射日光を避ける
ソファを直射日光の当たらない場所に配置し、カーテンやブラインドを利用して日光を遮り、UVカットフィルムを窓に貼ることで、日光による劣化や変色を防げます。
また、乾燥を防ぐため直接エアコンの当たらない場所に設置するなど工夫してみましょう。
ソファーカバーを使う
ソファーカバーを使用することで、ソファを日常の摩耗や汚れから保護できます。
カバーは汚れやシミが付くことをソファの表面から防ぎ、摩擦による損傷を軽減します。
定期的にカバーを洗濯またはクリーニングすることで、ソファを清潔に保ち、長寿命化できます。
カバーはまた、季節やインテリアの変更に合わせてデザインを変えるのにも便利です。
定期的に手入れをする
ソファは定期的に手入れすることで、耐久性を長く保つことができます。
普段の手入れでは、ほこりや汚れを取り除くために柔らかい布やミクロファイバークロスでソファの表面を軽く拭きます。
汚れがついた場合は、クリーナーや水で薄めた中性洗剤を使って汚れを優しく拭き取ってください。
また、革素材の場合は乾燥しやすいため、定期的に保湿剤を使用してソファの表面に水分を補給します。
これにより、乾燥によるひび割れを防ぎます。
ソファに飲食物を持ち込む際には、こぼれたりこすれたりしないように気をつけましょう。
シミができた場合は、速やかに取り除くよう心がけます。
最後に、ペットを飼っている場合は、ペット用のカバーを使用するか、ペットの毛をこまめに取り除くことが大切です。
ソファーがボロボロになったら
定期的に手入れをしているソファでも、やがて経年劣化でボロボロになることもあるでしょう。
ここではソファがボロボロになった際にできる対処法について紹介します。
補修布
ボロボロなソファにできる対処法として、市販の補修布を使う方法があります。
補修布は、インターネットのECサイトやホームセンターなどで購入できます。
使い方は、ソファの肘や座面などボロボロになった箇所に補修布を貼ってみましょう。
合皮補修シート
合皮素材を使用した、市販の補修シートを使う方法もあります。
合皮補修シートは補修布と同じ要領でボロボロな箇所に貼るだけで使用できますが、合皮素材なため水拭きなど手入れがしやすい特徴があります。
また、ソファの色味に近いシートを選ぶことで、補修箇所の違和感を少なくする効果もあります。
補修クリーム
革の色褪せや傷を隠したい時は、補修クリームを使った対処法もあります。
補修クリームを選ぶ際は、普段使用している革ソファの色に近いものを選びましょう。
使い方は補修箇所にクリームを塗り込み、まんべんなくクリームを伸ばし均等にすることで、自然な仕上がりになります。
補修クリームはよく乾かす必要がありますが、クリームが硬化した後にソファを使用しても剥がれにくいものを選ぶようにしましょう。
また、基本的に簡単に使えるようにできているため、専用の道具や技術は必要ありません。
使用する際は、キットに付属しているアプリケーター・スポンジなどで塗布する場合が多いでしょう。
破れ補修・布張替え
ボロボロになったソファを補修する方法として、プロの業者に布の張替えを依頼する対処法もあります。
長年の使用で破れている箇所や、汚れが目立つ場合は専門知識が豊富なプロであれば、最適な補修作業を行ってもらえます。
例えば座クッションが破れた状態のソファでは、取り外し可能な座クッションであれば、既存の生地の特性に合わせた色合いの生地を選び、違和感が少ない方法で座クッションの張替を依頼できる場合もあります。
更に汚れや損傷が大きい場合は、ソファ全体をまるごと取り替える張替え修理もあります。
ソファの張替え修理では、新たな張地に張替えする際クッション材の補充・交換も依頼できるため、快適な座り心地を取り戻すことができます。
ソファ選びのポイント
ここではソファ選びのポイントについてご紹介します。
生活スタイルに合う素材を選ぶ
ソファを選ぶ際に「生活スタイル」をイメージすることが大切です。
ソファの張地には布地・合皮/ビニールレザー・本革などがありますが、耐久性や取扱いも異なるため、生活スタイルに合った素材を選ぶようにしましょう。
生活スタイルがアクティブで子供やペットがいる場合、耐久性がある素材が重要です。
汚れやスレに強い素材を選び、簡単に手入れできるかどうかを確認しましょう。
また、インテリアデザインに合致するスタイリッシュなソファを選びます。
ライフスタイルと調和するデザインや色を選び、部屋に馴染むようにしましょう。
耐久性が高いものを選ぶ
ソファを選ぶ際の「耐久性が高いものを選ぶ」ことも大切ですので、選ぶ際のポイントを紹介します。
高品質な本物の革、耐久性のある布地、マイクロファイバーなど、丈夫な素材を選びます。
縫製がしっかりしており、糸の強度が高いか確認します。
強固な木材や金属フレームが使用されているかを確認します。
高密度のクッション材やコイルスプリングが使われている製品は、長持ちします。
防汚性のある素材や取り外し可能で洗えるカバーがあるか確認します。
このように、さまざまな素材の特徴を調べた上で選ぶことで、より耐久性の高いモデルを購入することができるでしょう。
すべてのポイントをクリアしたモデルでない場合でも、メリット・デメリットを考慮し選ぶことが大切ですので、是非検討してみてください。
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ボロボロになったソファの修理でお悩みの際は、文京区の椅子修理専門店「Artigiano・アルティジャーノ」にご相談ください。
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まとめ
今回は、ソファがボロボロな時の対処法や、症状別のケアをご紹介しました。
ソファがボロボロになる原因や対処法を詳しく解説しました。
お気に入りのソファが少しでも長く使えるよう、日々のメンテナンスを実施することが大切です。
また、新たにソファを新調する際は、少しでも長く使えるモデルを選んでみてください。
ボロボロになった革、その他のソファの補修はアルティジャーノに是非お任せください。
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